S30Z用 超ジュラ製5穴ハブ

フロントハブ自体も程度が良いモノも少なくなり4穴のままだと座面がかじったりスタットボルトが焼きついたり・・・
年々進化するマシンとタイヤに対応させるべくS30Zフロントハブを新設計にて制作。

先ずは純正ハブの各部寸法測定から。
キッチリ数値を拾わないと後でとんでもないことになるので慎重に。

拾った数値を基準として純正ハブの図面を起こしそこから更にカスタマイズ。
今回は5穴仕様にして放熱を考慮してブレーキローターはハブ被せ設計でホイールと抱き合わせる現行車と同じ感じに。

使用ローターはFD3S17インチ用を想定。

起こした図面から材料サイズを決定。
材質はA7075超ジュラを使用。
航空機や宇宙開発関係で使うヤツで引っ張り強度がS50Cとほぼ同等にも関わらず重量は約1/3!!。

価格も超高価なんで失敗は許されません。

先ずは裏面から加工開始。

ひっくり返して表面を加工。
強度を落とさず無駄な肉は徹底的に削ぎ落します。

仕上がり品表側。
ハブセンター径はFD3Sと同じとしました。

仕上がり品側面形状。
ローター被せなのでスタット部分を逃がしつつ緩やかなテーパー形状にして更に強度を確保。

純正品重量2.6k

削り出しハブ重量1.3k!!

素材そのままだと腐食するんで表面処理。
硬度UPとかじり防止が期待出来るタフラムコート(潤滑性硬質アルマイト)仕上げ。

ベアリングはS30Z後期用。
アウターレース組み込みに通常のプレスでは失敗する可能性が高いのでコチラで組み込みします。
その後グリースも超耐熱、潤滑タイプを封入してシールを組み込んで完成になります。

※完全受注生産、都度見積り(材料価格が高騰してる為)、納期も基本的には未定となります。

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